2008年11月6日木曜日

日産ローレルの歴史 -C35-


1997年6月、C35型にモデルチェンジ。

搭載エンジンはRB20DE型、RB25DE型、RB25DET型(同型式だが可変バルブ
タイミング機構などを採用し「NEOストレート6」と呼ばれるRB系エンジン
に変更。ターボ仕様は280馬力を達成する。RB系は全てDOHC24バルブ)、
およびRD28型(SOHC18バルブ、C34型からのキャリーオーバー)の4機種。

トランスミッションは4速ATのみ搭載。足回りはフロントがストラット式
(4WD車はマルチリンク式)、リアがマルチリンク式。1998年9月 リーン
バーン化したRB20DE型エンジン搭載モデルを追加。クラブSシリーズの2.
5リットル車にマニュアルモード付オートマチック「デュアルマチックM-
ATx」を採用。1999年1月、RB20DE型をリーンバーン化。1999年8月、マ
イナーチェンジ。内外装の意匠変更と共にメダリスト系にプレミアシリー
ズを設定。ディーゼルエンジンがRD28型から電子制御燃料噴射システムを
採用したRD28E型に変更。2001年3月、村山工場での生産を終了。生産拠
点を栃木工場へ移管。5月、RD28型エンジン搭載グレードを廃止。2002年
8月、製造終了。34年間のローレルの歴史に幕を閉じた。

日産ローレルの歴史 -C34-


1993年1月、C34型にモデルチェンジ。全車3ナンバーとなり、ボディ形状は、
側面衝突時の安全性を確保する観点から、センターピラーを加えた4ドアピ
ラードハードトップとなる。搭載エンジンはRB20E型、RB20DE型、RB25DE
型およびRD28型。4気筒1800ccは廃止となった。ビスカスLSD、リアマルチ
リンクサスペンション、電動SUPER HICASを採用、ディーゼルRD28型につ
いては3バルブヘッド(計18バルブ)が採用された。

1994年1月、マイナーチェンジで中期型となる。メダリスト系はグリル中央
にフィッシャーが追加され、クラブSはスポーティタイプの新形状のフロン
トグリルを採用するなど、フロントグリルのデザインを一部変更。クラブS
系にRB25DET型 直列6気筒DOHC2.5L 24バルブターボエンジン搭載車を追
加。これに伴いRB20DE型 直列6気筒DOHC2.0L 24バルブエンジン搭載車が
廃止。1994年9月、マイナーチェンジで後期型となり、ローレル初の4WD車
とメダリスト系ターボ車が追加。後期型へのマイナーチェンジを機にC34型
の発売当初から不評だった外観デザインが大幅に変更され、演歌歌手の森
進一が本名の「森内一寛」の名でCMキャラクターに起用され「ローレルの
ビックチェンジ」と称したキャッチコピーで広告展開されていた。

日産ローレルの歴史 -C33-


1988年12月に発表。日本では1989年1月より発売。ボディは4ドアハードトップ
のみで、歴代最後の4ドアピラーレスハードトップとなる。エンジンはV6エンジ
ンが姿を消し、RB20E型(SOHC)、RB20DE型、RB20DET型(以上の2つはDOHC
)直列6気筒2.0L、CA18i型直列4気筒SOHC1.8L、RD28型直列6気筒ディーゼル
を搭載。リアマルチリンクサスペンションが採用され、一部グレードにはHICA
S-IIも設定。4気筒モデル(CA18i)と直列6気筒ディーゼルモデル(RD28)に
は教習車仕様も存在した。

1991年1月、マイナーチェンジ。フェイスリフトが行われ、RB20E/RB20DEエン
ジン搭載車に5速ATを採用。1991年11月、3ナンバー車のRB25DE型 直列6気筒
DOHC2.5Lエンジン搭載グレードを追加。2.5L追加と同時に既存モデルはサイド
ドアビームとハイマウントストップランプを全車に装備。また上級グレードを中
心に車種整理。1992年1月 累計生産200万台を達成。

日産ローレルの歴史 -C32-


1984年10月、C32型にモデルチェンジ。開発主管は、後にスカイラインR31/
32型で開発主管を務める事となる旧・プリンス自動車出身の伊藤修令が務め
た。ボディバリエーションは4ドアセダンと4ドアハードトップで、押し出し
が強く角ばったデザインとなった。世界初の電動格納式ドアミラーを装着。
搭載エンジンはRB20E型 直列6気筒SOHC2.0L,VG20ET型V型6気筒SOHC2.0L
ターボ、CA18S型直列4気筒(LPG仕様あり)、LD28型直列6気筒SOHC2.8L
ディーゼル。C32型よりステアリングシステムにラック&ピニオン式を採用し
た。

1985年5月、特別仕様車グランドエクストラリミテッド発売。10月、一部改
良。1986年1月、営業車一部改良。1986年10月、マイナーチェンジで内外装
を大幅変更。RB20DET型直列6気筒DOHC2.0L 24バルブターボエンジンが新
たに搭載され、ディーゼルエンジンは、RD28型直列6気筒SOHC2.8Lディーゼ
ルエンジンに変更された。1987年5月、特別仕様車グランドエクストラホワ
イトスペシャル発売。8月、グランドエクストラリミテッド追加。

1988年2月、20周年記念特別仕様車スーパーメダリスト発売及び一部改良。
5月、特別仕様車ホワイトリミテッド発売。9月、スーパーセレクションシ
リーズ追加。12月、自家用モデル販売終了。1989年1月 営業車モデルのA
/T車にシフトロック採用。1993年7月、営業車モデル販売終了。

日産ローレルの歴史 -C31-


1980年11月、C31型にモデルチェンジ。開発主管は、設計を共用していた
スカイラインの開発主管と兼任の形で櫻井眞一郎が務め、ボディバリエー
ションは4ドアセダンと4ドアハードトップ。デザインを一新し、欧州調の
スタイルとなった。4ドアハードトップの空気抵抗係数(Cd値)は0.37。

エンジンは4気筒モデルにZ18型、Z20型。6気筒モデルにL20型、L20E型
、L20ET型、L28E型で、ローレルとしては初めてターボエンジンが搭載
された。さらにディーゼルエンジンは4気筒のLD20型と6気筒のLD28型を
それぞれ搭載した。1981年2月、GX仕様追加。セダンのL20E搭載車で独
立懸架式リヤサスペンション(独立懸架式リヤサスはハードトップの6気
筒ガソリン車とセダンのターボ車に装備)を装備。

1981年11月、一部改良。ターボメダリスト追加。
1982年9月、マイナーチェンジ。ラジエータグリルのクローム化とバンパ
ーの大型化で押し出しと高級感をアップ。テールランプの意匠変更。
エンジンはZ18型にかわり直列4気筒OHC・1809cc CA18S型搭載車を設定
。当時の搭載エンジンはCA18S型のほかに、L20ET型、L20E型、直列4気
筒SOHC・Z20S型、およびディーゼル車にLD28型とLD20型の6機種。L28
E・L20(キャブ仕様)・LD20型のAT車・セダンのコラムシフト6人乗り
仕様は廃止。同時に6気筒ガソリン車のAT車はオーバードライブ付のスー
パートルコンに発展。

日産ローレルの歴史 -C230-


1977年1月、C230型にモデルチェンジ。ボディバリエーションは4ドアセダン、
4ドアハードトップ、および2ドアハードトップ。搭載エンジンはL18型 直列
4気筒SOHC1.8L、直列6気筒SOHCL20型、L20E型、L28型。

1978年1月、発売10周年記念特別限定車で深紅の車体色を特別に採用した「
深紅のローレル」を発売。他にアルミホイールとフロントグリルのカーバッ
ジを装備。1978年11月、マイナーチェンジ。ヘッドライトが角目4灯式になる
。オートエアコン装備の最高級グレード「メダリスト」グレードおよびSD20
型 直列4気筒OHV2.0Lディーゼルエンジン搭載車を追加。1800cc車はZ18型
に換装。ガソリン車53年排出ガス規制適合。

1979年10月、2000cc4気筒ガソリン車(Z20型)とディーゼルにAT車追加。
1980年2月、ハードトップのメダリストに電動サンルーフをオプション化。
ローレル初のサンルーフ車となる。1980年7月、限定車「ゴールドメダリス
ト」「ザ・クオリティ」を発売。

日産ローレルの歴史 -C130-


1972年4月、C130型にモデルチェンジ。ボディバリエーションは4ドアセダンと
2ドアハードトップ。ハードトップは、リアバンパーにビルドインされたテール
ランプを持つ。搭載エンジンはG18型、G20型、G20型SUツインキャブ、直列6
気筒SOHC L20型(1998cc)、およびL20型SUツインキャブ(レギュラー/ハイ
オク)の3種類5仕様。なお、G20型SUツインキャブ仕様は前期「2000GX」にの
み搭載された。

1973年10月、マイナーチェンジ。ローレル初の3ナンバー車の直列6気筒SOHC
L26型エンジン(2565cc)を搭載する「2600SGL」追加。1975年9月、昭和50
年排出ガス規制に対応するため、L26型エンジンを 2.8L のL28型へ変更。19
75年10月、1.8Lおよび2.0Lが昭和50年排出ガス規制に適合。燃料供給をEGI
に変更したL20E型エンジン搭載車を追加。排出ガス規制の困難な2.0Lのツイン
キャブ車(6気筒、4気筒共に)と4気筒2L車[1](G20エンジン搭載車)とは廃
止され、4気筒エンジンはL18に集約された。1976年2月、L20E型エンジンが昭
和51年排出ガス規制に適合。6月、1.8Lおよび2.0Lキャブレター仕様が昭和51
年排出ガス規制に適合。